営業トークのウソ第6回
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- 親カテゴリ: 住宅ローンの達人が教える
- カテゴリ: 営業トークのウソ
- 作者: 住宅ローン比較
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営業トークのウソ第6回
不動産屋さんの住宅営業のセールストークには、罠がいっぱい。今回は収入合算に関するセールストークです。
- 住宅購入検討者 : 「年収300万円だと、2000万円ぐらいの物件しか無理ですよね。」
- 不動産の営業 : 「確かに、旦那様一人の収入だと2000万円が限界ですが、共働きなので収入合算という方法があります。」
- 住宅購入検討者 : 「えっそうなんですか?」
- 不動産の営業 : 「はい。夫婦の年収を合算すれば550万円なので、3500万円ぐらいの物件でも大丈夫ですよ。」
- 住宅購入検討者 : 「なるほど・・・。」
収入合算というお得な制度があったかのようなセールストークです。これもなるべく高い物件を売りたい不動産屋さんのセールストークなのです。
間違えその7.収入合算をすれば借りれる額が増える?
ここは本当です。収入を合算して、夫婦ともに契約主体になる住宅ローンであれば、借りれる額は増えるのです。
しかし、ここで抑えておかなければいけないのは、収入合算で大きな金額の住宅ローンを組むデメリットについてなのです。
大きな金額を借りられるということは、毎月の返済額が増えるということです。特に子供がいないから今は共働きというファミリーも、子供ができてしまったら奥さんは働き続けることができなくなるかもしれません。また子供ができれば、その分子育て費用や教育費用で家計も苦しくなるのです。
旦那さんの収入だけで、共働き時代と同じ金額を返済する必要が出てきてしまうのです。これは無謀としか言えません。不動産屋さんは高い物件を売った方が売上が伸びるので、すぐに収入合算というキーワードを選択肢のひとつとして用意してきます。しかしながら、リスクも検討してからでないと将来大変になってしまう可能性も大きいのです。自分で検討することが一番です。