資産価値の落ちにくい物件選び
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- カテゴリ: 住宅購入のコツ
- 作者: 住宅ローン比較
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資産価値の落ちにくい物件選びとは
住宅ローンを組むときは、資産価値、担保価値の落ちにくい物件を選ぶことが重要と言ってきました。では、資産価値の落ちにくい物件とはなんなのか?ここでは、資産価値の落ちにくい物件選びのコツについて紹介します。
物件の資産価値とは?
物件の資産価値というのは、言い換えれば売却した時に「たくさんの売り手がつく」物件ということです。自分だけの理想の物件ではなく、世間一般的に多くの人の理想に近い物件が資産価値の高い物件ということになるのです。もちろん、資金的に売却する不安もないし、自分が住む物件だから、自分の価値基準だけで物件を選びたい。これももっともなご意見です。否定するつもりはありません。
物件の資産価値が高いといざというときに困らないで済むことから、物件の資産価値が重要と言っているだけですので、絶対条件ではないのです。では、資産価値が高いとどのようなメリットがあるのでしょうか?
資産価値の落ちにくい物件のメリット
- 住宅ローンの審査が通りやすい
- 返済不能になった際に高値で売れる
- 将来的にリフォームして賃貸経営にまわすことできる
資産価値の落ちにくい物件のデメリット
- 資産価値は落ちにくい、販売価格が安い物件を探すのが大変
注目すべきは「資産価値が高い」ではなく「資産価値が落ちにくい」物件
資産価値が高い物件というのは、売っている価格も高いものです。資産価値が高い物件を選ぶのではなく、資産価値が購入時の価格から売却時にも、あまり落ちにくい物件を選ぶのが重要なのです。
住宅を購入してしまえば、それは中古住宅になってしまいます。資産価値が落ちにくい物件と、落ちやすい物件では、10年後に購入時の金額の何%で売れるかが大きく変わってくるのです。
例えば、立地が都心駅近3分の物件と、駅から徒歩10分だけど自分用にカスタマイズした豪華な住宅があった場合、購入時は同じ4000万円だったけれども、10年後の売却時は前者が2000万円、後者が800万円というぐらい売却価格が変動してしまう可能性があるのです。
この価格差があるため、有事の時に対応しやすいのは、購入金額と売却時の価格があまり変わらない「資産価値が落ちにくい」物件なのです。