長期優良住宅で住宅ローン減税
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- 親カテゴリ: 住宅ローンの達人が教える
- カテゴリ: 住宅ローン減税/返済額削減
- 作者: 住宅ローン比較
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長期優良住宅で大型の住宅ローン減税
購入した住宅が、一定の条件を満たした「長期優良住宅」に認定された場合、さらに大型の住宅ローン減税が受けられます。
一般の住宅では住宅ローン減税の控除率が1%ですが、2011年度中に長期優良住宅に入居すると、この控除率が1.2%になり、控除対象となる住宅ローンの限度額も一般住宅よりやや大きくなります。これによって控除額は10年間で最大600万円まで拡大します。
住宅が長期優良住宅と認定されるためには、耐久性や耐震性、住居の面積、バリアフリー性、省エネルギー性のほか、ライフスタイルに応じて間取りが変更できること、居住地域の景観に配慮されていることなどの細かな規定をクリアしなければなりません。
認定を受けるためにはまず認定申請を行い、認定を受けた後に着工します。申請は建築主から行うこととなっていますが、手続きが複雑なので、実際には工務店やハウスメーカー経由で申請することが多いようです。
長期優良住宅の場合、住宅ローンを借りない人でも、所得税の控除を受けられる制度があります。この制度を使うと、標準的な性能強化費用として1,000万円を上限に、その10%が所得税から控除できます。その年の所得税から控除しきれない場合は、翌年の所得から控除されます。
住宅ローン減税制度の概要 長期優良住宅 ※2012年7月現在
【認定住宅の特例】
(認定長期優良住宅・認定省エネ住宅)
1.控除対象借入金等の額
次の借入金等(償還期間10年以上)の年末残高
(1) 住宅の新築・取得
(2) 住宅の取得とともにする敷地の取得
2.対象住宅等
(主として居住の用に供する)
(1) 住宅の新築 床面積50m2以上 認定住宅であること
(2) 新築住宅の取得 床面積50m2以上 認定住宅であること
3.適用居住年、控除期間
平成21年~平成25年居住分 10年間
4.控除額等(税額控除)
借入金等の年末残高×控除率
居住年 限度額 控除率 最高 合計最高控除額
21年 5,000万円 1.2% 60万円 600万円
22年 5,000万円 1.2% 60万円 600万円
23年 5,000万円 1.2% 60万円 600万円
24年 4,000万円 1.0% 40万円 400万円
25年 3,000万円 1.0% 30万円 300万円
※認定省エネ住宅については平成24年又は平成25年に居住の用に供した場合に適用。
5.所得要件 合計所得金額 3,000万円以下
6.適用期限 平成25年12月31日
7.他制度との調整
居住用財産の買換え等の場合の譲渡損失の損益通算及び繰越控除制度との併用可
住宅特定改修特別税額控除及び認定長期優良住宅新築等特別税額控除と選択