5年後に1兆円超のゆうちょ貸出。民営化委で提示
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- 作者: 住宅ローン比較
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5年後に1兆円超のゆうちょ貸出。民営化委で提示
2012/9/21 日本経済新聞
政府の郵政民営化委員会は20日、日本郵政グループの金融2社による新規事業参入を審査するため、ゆうちょ銀行、かんぽ生命保険と持ち株会社の日本郵政から意見聴取した。ゆうちょ銀は住宅ローンと企業向け貸し付けを合わせ、5年後に1兆円超の残高を目指す方針を示した。
ゆうちょ銀は同日の委員会で、住宅ローン残高を5年後に約7900億円(年平均)、企業向けの貸付残高を3500億円(年度末)とする目標を示した。民営化委の西室泰三委員長は同日の会見で「郵政グループ全体のビジョンを伺いたい」と述べ、2社の新規事業を審査するにあたっては郵政グループ全体の将来像を示す必要性があるとの認識を示した。
ゆうちょ銀は住宅ローンや法人企業向けの貸し付けなどについて新規業務の認可申請をしている。かんぽ生命は学資保険の商品内容の改定を申請している。
住宅ローン比較ラボ編集部コメント
ゆうちょ銀行の住宅ローン参入が、いよいよ現実的になってきた。郵政民営化委員会の判断が、民間金融機関の市場を保護する形に動くとは到底思えない。消費者にとっては、お得な住宅ローンの選択肢が増えることになるだろう。