ソニー銀行自己資金1割以上で金利優遇スタート。変動金利が最安に?
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- 作者: 住宅ローン比較
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ソニー銀行自己資金1割以上で金利優遇スタート。変動金利が最安に?
2014/8/15
ソニー銀行は住宅ローンの金利を自己資金が1割以上の方に対する金利優遇を2014年8月15日分からスタートさせました。
金利優遇サービスの内容
住宅ローン金利プラン
変更前
- すべての方:表面金利から年率1.0%引き下げ
↓
変更後
- 自己資金10.0%未満:表面金利から年率1.0%引き下げ
- 自己資金10.0%以上:表面金利から年率1.05%引き下げ
- 借り換え:表面金利から年率1.0%引き下げ
変動セレクト住宅ローン金利プラン
変更前
すべての方
- 変動金利:表面金利から年率1.3%引き下げ
- 固定金利:表面金利から年率0.9%引き下げ
↓
変更後
自己資金10.0%未満
- 変動金利:表面金利から年率1.3%引き下げ
- 固定金利:表面金利から年率0.9%引き下げ
自己資金10.0%以上
- 変動金利:表面金利から年率1.35%引き下げ
- 固定金利:表面金利から年率0.95%引き下げ
借り換え
- 変動金利:表面金利から年率1.3%引き下げ
- 固定金利:表面金利から年率0.9%引き下げ
というようなサービス体系になっています。
簡単に言えば
新規でかつ自己資金が1割以上の方は今までよりも金利が0.05%低金利になる。
ということです。
例えば、2014年8月時点の変動金利は
- ソニー銀行:0.589%
- イオン銀行:0.570%
で今まではイオン銀行が住宅ローン1位の低金利になっていましたが
自己資金を1割以上用意できるのであれば
- ソニー銀行:0.539%
- イオン銀行:0.570%
とソニー銀行が逆転して住宅ローン1位の低金利になるということなのです。
ソニー銀行の住宅ローンはこちら
イオン銀行の住宅ローンはこちら
背景としては
ソニー銀行をはじめとしたネット銀行の低金利競争が激化していますが、年率0.5%台というのは銀行にとっても利益が出るかでないかきわどい限界のラインに近づいているということなのです。
とは言えば、「金利が一番安いのか?」「金利が二番目に安いのか?」では、獲得できる申込者の数が変わってきます。
ソニー銀行は結論として、単純にイオン銀行よりも低金利にするのは難しいと判断し、条件付きで金利が一番安くなるようにサービスを強化したということだと推測されます。
貸し倒れリスクが低くなる自己資金が1割以上の人、限定で金利を引き下げたということです。
生命保険などでは喫煙者は保険料が安いというようなリスク細分型生命保険というのが主流になっていますが、住宅ローンもリスク細分型住宅ローンというように条件付での金利設定というのが、今後より細かくなっていく可能性があると考えられます。