家を買うなら知っておかないと損!税制優遇などお得な制度比較2012年版
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家を買うなら知っておかないと損!税制優遇などお得な制度比較2012年版
2012/5/31 日刊スポーツ
家を買うときには住宅ローンや税金などお金の手続きがいろいろ必要だが、各種優遇制度を知っていればトクできる。今年使えるおトクな制度をまとめて紹介しよう。
●フラット35Sベーシック/エコ
固定金利の安心感で人気の住宅ローン・フラット35。住宅が一定の基準を満たすと当初の金利が引き下げられる「フラット35S」に、おトクなプランが用意されている。
【優遇内容】(フラット35Sベーシック)フラット35の当初5年間の金利を0.3%引き下げ。
(フラット35Sエコ)同じく当初5年間の金利を0.7%(東日本大震災被災地は1.0%)、6~10年目は0.3%引き下げ。
【適用期限】(フラット35Sベーシック)予算金額に達する見込みとなった場合は、受付を終了。
(フラット35Sエコ)2012年10月31日の申し込みまで。ただし予算金額に達する見込みとなった場合は、受付を終了。
【詳細リンク】http://www.flat35.com/loan/flat35s/index.html
●贈与税の特例
家を買うときに親などから資金援助を受けると、一定額まで贈与税がかからない特例が利用できる。
【優遇内容】親や祖父母からの住宅取得資金の贈与について1000万円(省エネまたは耐震住宅は1500万円)まで贈与税が非課税になる。
【適用期限】2014年12月31日の贈与まで。ただし2013年以降は非課税枠が縮小される予定。
●印紙税の軽減
家を買うときの売買契約や建てるときの工事請負契約では、契約時に納める印紙税が軽減される。
【優遇内容】売買契約・工事請負契約の印紙税額を軽減。
【適用期限】2013年3月31日の契約まで。
●登録免許税の軽減
所有権や抵当権の登記をする際には登録免許税がかかるが、床面積などの条件を満たすと軽減が受けられる。
【優遇内容】土地・建物・ローンの登記の際の税率を軽減(新築住宅0.4%→0.15%など)。
【適用期限】土地は2013年3月31日の登記まで。建物・ローンは2013年3月31日の取得(取得後1年以内の登記)まで
●不動産取得税の軽減
家を買うときに一度だけかかる不動産取得税は、都道府県に申請することで大幅に軽減される。
【優遇内容】土地・建物の税額を軽減(土地の税率4%→3%など)。
【適用期限】2015年3月31日の取得まで。
●固定資産税の軽減
入居してから毎年かかる固定資産税は、新築時から一定期間、建物分の税金が半分になる。
【優遇内容】新築後3年間(マンションは5年間)の税額を2分の1に。
【適用期限】2014年3月31日の新築まで。
●復興支援・住宅エコポイント制度
省エネ住宅を買ったり、省エネリフォームをすると、復興支援商品などと交換できるポイントが交付される。
【優遇内容】一定の省エネ基準を満たす新築住宅を取得すると、15万円(東日本大震災被災地は30万円)相当のポイントがもらえる。
【適用期限】2012年10月31日の着工まで。
●住宅ローン控除
住宅ローンの年末残高に応じて、その1%に相当する額が所得税などから10年間控除される。
【優遇内容】住宅ローンを借りると、所得税などから10年間で最大300万円(認定長期優良住宅または認定低炭素住宅なら最大400万円)が戻ってくる。
【適用期限】2013年12月31比の入居まで。ただし2013年は控除額が縮小される予定。
●譲渡損失の繰越控除
値下がりした自宅を売って損をしたら、その年の所得と相殺して所得税を軽減できる。相殺しきれなければ翌年以降に繰り越せる。
【優遇内容】自宅の売却で発生した損失を、最長4年間の所得と相殺できる。
【適用期限】2013年12月31日の売却まで。
●長期優良住宅・低炭素住宅認定制度
長持ちする基準を満たす長期優良住宅や、今年度スタート予定の低炭素住宅に認定されると、各種税金の優遇を受けられる。
【優遇内容】一定の基準を満たす住宅を認定し、各種税率などを優遇。低炭素住宅は登録免許税と住宅ローン控除を優遇(予定)。
【適用期限】2014年3月31日まで
家を買うときの優遇制度は盛りだくさんだが、いずれも期間限定なものばかり。なかには年内で期限が切れる制度もあるから、しっかり確認して忘れずに手続きしよう。
住宅ローン比較ラボ編集部コメント
これは、わかりやすいお得情報。この中でも、フラット35Sベーシック/エコと住宅ローン控除、復興支援・住宅エコポイントが大きなメリットのある制度といえよう。適用期限をにらみながら検討すべきだが、震災直後の今年以上の優遇は見込めないと考えられるので今がチャンスであるのは間違えない。