住宅ローンの審査で重要度が高まっている項目2014年
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- カテゴリ: 住宅ローンアンケート調査結果
- 作者: 住宅ローン比較
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住宅ローンの審査で重要度が高まっている項目2014年
住宅ローンの審査も、時代時代によって重要視される項目が変わってきます。2014年の住宅ローン審査ではどのような審査項目の重要度が高まっているのでしょうか。
本審査で最近、重要度が増していると考えられる審査項目
出典:住宅金融支援機構
調査時期:2013年9月18日~10月28日
調査対象:309社の住宅ローンを扱う金融機関
住宅ローン審査で重要度が高まっている項目
1.返済負担率 64.4%
返済負担率の重要度が増しているという声が一番多い結果となりました。返済負担率というのは、収入に対しての住宅ローン返済に回す金額の割合のことを意味しています。全国平均では20%~25%が返済負担率の相場であり、これ以上返済負担率が高くなってしまうと、審査は通りにくくなると言われています。
重要度が高くなっている理由としては、低金利の変動金利が主流になっているため、より厳しく返済負担率を見る必要性が出てきていることが挙げられます。変動金利の場合、金利変動に合わせて返済負担率も変動するからです。全期間固定金利で返済負担率20%なのと、変動金利で返済負担率が20%なのでは意味合いが大きく異なるのです。金利が上昇してしまえば、現在の返済負担率が20%でも、30%に引きあがってしまう可能性もあるからです。返済負担率はよりシビアになっていると言えるでしょう。
2.職業、勤務先、雇用形態 50.2%
今まで大きく重要視されていなかった項目がこの「職業、勤務先、雇用形態」です。この項目も、やはり低金利の変動金利が主流になっていることが影響していて、金利上昇時にも安定して返済できるのか?が問われているということです。正社員であるのか?勤続年数は3年以上か?などの項目が重視されると考えられます。
3.借入比率 37.3%
借入比率というのは、物件の担保価値に対しての借入額の割合です。頭金をどのくらい用意できているのか?と同じと言っていいでしょう。今では、物件購入価格100%、もしくは諸費用も含めて100%以上の借入もできる住宅ローンが増えてきています。つまり、平均的な借入比率は高くなっていると言えるのです。その分、審査では借入比率の重要度が高くなっていると言えるのです。おすすめは頭金1割を用意することです。