中古住宅&リフォーム一本化の新サービス
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- 作者: 住宅ローン比較
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中古住宅&リフォーム一本化の新サービス
2012/10/17 読売新聞
家を買うとき、「新築」にするか「中古」にするかという選択肢に加え、最近では「中古を買ってリフォーム」派が増えている模様。「中古購入&リフォーム」は一般的に新築よりも費用が安く、エリアの選択肢も広いなどメリットも多いようだ。
ただ、中古住宅リフォームの場合、原則的に物件の購入とリフォームのローンを個別に組む必要があるためリフォーム費用の住宅ローンだけ受けられなかったり、そもそもリフォーム会社の選定から行わなくてはいけなかったりで、負担も大きい。
そんな悩みを解消すべく誕生したのが、センチュリー21が展開する中古住宅リフォームのトータルサポートサービス「Reborn21」だ。
資金計画から完成まで手厚くトータルサポート
2012年9月からサービスがスタートした「Reborn21」(リボーン住宅)。センチュリー21とパナソニックが全国展開するリフォーム専門ショップ「リファインショップ」が中古物件探しとリフォームまで一括で担い、資金計画から完成までトータルでサポートするサービスである。
主なメリット
物件購入&リフォームまでがワンストップ
従来は消費者自身が別々に手配していた物件購入とリフォームの窓口を一本化。「物件探し」「リフォーム」「資金計画」「減税」「補助金」「エコポイントなどを受けるための申請書発行」などをワンストップで対応してもらえる。
住宅ローンをまとめて月々の返済をラクに
物件の引き渡しはリフォーム後。そのため、物件購入費用だけでなくリフォーム費用も低金利な長期ローンの対象に。2つのローンを一本化することで、月々の返済額の負担も軽くなる。
購入前に建築士が物件の状態をチェック
購入を検討している中古物件について、建築士が日本住宅性能表示基準に基づいたチェックを行う。希望のリフォームが可能かどうか(間取り変更など)のアドバイスももらえる。※チェックは2件まで無料。
中古住宅とリフォームを合わせた瑕疵保険に対応
後日、欠陥が見つかった場合に補修費用などの保険金が支払われる瑕疵保険にも対応。リフォーム工事中は第三者機関によるチェックも行われる。
※物件によっては瑕疵保険が適応できない物件もあります
リフォームは地域密着型のリフォームショップが担当
リフォームを手掛けるのはパナソニックが展開する全国の「リファインショップ」。地域密着型の店舗ならではのきめ細やかな提案力とプランニング技術で、高い評価を集めている
購入後の手厚いアフターサービス
購入の3カ月後、1年後、3年後、5年後に定期点検を無償で実施。
などなど。中古住宅購入時に寄せられる不安を解消し、新築購入時と変わらない手厚いサポートが受けられる、かなり魅力的な内容となっている。
「新築、中古と並ぶ新たな物件購入の形として『リボーン住宅』のようなスタイルが定着することを期待しています」。こう語るのはセンチュリー21・取締役の赤羽さん。同社では当サービスの成約件数を2013年度に1000件、2015年度に3000件まで拡大する方針だという。
ますます盛り上がる中古住宅リフォーム市場
また、こうした動きは民間企業だけではない。8月16日には住宅金融支援機構の長期固定金利住宅ローン【フラット35】が、中古住宅購入とリフォームにかかる費用をまとめて借り入れる【フラット35】リフォームパックをスタートさせるなど、中古住宅&リフォーム一本化の流れは徐々に進みつつあるようだ。
ちなみに、政府は「新成長戦略」の中で「2020年までに中古住宅流通市場・リフォーム市場の規模を20兆円まで倍増させる」と明言。重要な成長市場だけに、さらなる減税や補助金制度などが登場する可能性だってある。中古住宅リフォームは今後さらに盛り上がりを見せそうだ。
住宅ローン比較ラボ編集部コメント
供給過多である住宅市場での中古住宅の需要は今後も大きくなっていくだろう。躯体(コンクリートなど)の耐久年数は100年を超えると言われているが、欧米では70年~80年が住宅の寿命と言われている中、日本では25年あまりと、すぐに建替えが行われている現状もある。「物件探し」「リフォーム」「資金計画」「減税」「補助金」「エコポイントなどを受けるための申請書発行」「建築士の物件チェック」「瑕疵担保保険」など、サービスは多岐にわたり、かつ一本化されているのは、消費者にとって非常にありがたいサービスといえるだろう。惜しむらくは、サービス提供元が、まだまだ住宅ローン提供の大手金融機関でもなく、建築の大手ゼネコンでもないところである。今後、上記と同様のサービスがどんどん出てくることが想定されているので、すぐに大手も参入してくるはずなので、大いに期待したい。