長期国債金利1%台に突入。住宅ローン金利に影響も
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- 作者: 住宅ローン比較
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長期国債金利1%台に突入。住宅ローン金利に影響も
2013/5/23
23日住宅ローンの長期固定金利に連動する新発10年物国債の金利が一時1%台をつけ、2012年4月以来の1年2ヶ月ぶりの水準になった。
住宅ローンを比較検討する際に「長期固定金利タイプ」を検討している方には、ジャッジを迫られる局面に入ってきたと言えるだろう。
日銀の国債買取の発表は、通常であれば、買い手が増えたという形になり、国債の価格は下がり、国債金利も下がる=住宅ローンの長期固定金利も下がると予想されていた。
しかし、株価高騰のため、安定した投資先である国債に投資していた投資家が株式投資に切り替えるために、一時的に国債を売る圧力が高まったこと。
そして、米連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和策が縮小されるという観測が広がったため、アメリカの国債が売られたことに連動し、日本の国債も売られたこと。
上記2点によって、新発10年物国債の金利が上昇したと考えられる。
中期的に見れば、日銀の国債買取が本格化し、時間が経てば、やはり国債の金利は低下していくとの見方が強いが、直近の国債金利の変動は大方の予想を裏切る結果となっている。
住宅ローンを検討している方は、どうしても金利の上下変動に一喜一憂してしまいがちだが、専門家でもここを読み切るのは難しいところ。それよりは、物件の資産価値が落ちにくく、お買い得な物件探しに注力する方が結果的にプラスになるだろう。