8月のマンション販売、契約ともに好調
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- 作者: 住宅ローン比較
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8月のマンション販売、契約ともに好調
2013/9/18
8月の首都圏マンション発売戸数が前年同月比53.3%の増加となった。不動産経済研究所がデータでは、2005年以来の高水準である。
とくに発売戸数だけではなく、契約率も上昇。前年同月対比から1.0%増加の81.5%となり、7カ月連続で70%を超えている。
地域別契約率は東京都区部が82.1%、都下が78.8%、神奈川が87.8%、埼玉が68.0%、千葉が66.8%という結果である。
これは、完全に消費増税に対する駆け込み需要の結果と言っていいだろう。消費増税がほぼ確実視される中、契約率を見てみると、マンション価格の高い、東京、神奈川が好調で、逆にマンション価格の安い埼玉、千葉が不調という形になっている。
高いマンション購入のタイミングこそ、消費増税の前に購入しないとという意向が多いのではないだろうか。
この傾向は、来年3月までは続くだろう。ただし、その分マンションの販売価格も、高止まりしてしまう可能性もあり、消費税が高くなるから今のうちに買えばお得かと言われるとそういうわけでもないため、注意が必要である。
しかし、このまま安倍内閣の政策が当たれば、金利が上昇するのは不可避といっていいだろう。
消費増税と金利上昇リスクによる駆け込み需要はまだまだ続くと思われる。