今後1年間の住宅ローン金利見通し
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- カテゴリ: 住宅ローンアンケート調査結果
- 作者: 住宅ローン比較
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今後1年間の住宅ローン金利見通し
住宅金融支援機構は、2013年6月に1000名以上の住宅ローン利用予定者を対象にアンケート調査を行った。ここでは、そのアンケート調査の一部をご紹介します。
今後1年間の住宅ローン金利見通し
出展:住宅金融支援機構 平成24年度 民間住宅ローン利用者の実態調査
調査対象:民間住宅ローン利用予定者 1041人
調査時期:2013年6月
- 全体の57.8%が金利上昇を予測
- 2013年2月と比較しても金利上昇予測をする人が5.7%増加
- 見当がつかないという方が11.7%に減少
調査時期が2013年6月ということで、ちょうど国債金利が上昇し、株価上昇、円安と金利上昇要因が増え、盛んにテレビや新聞でも、住宅ローン金利の上昇が取りざさされた時期といっていいだろう。
約6割の方が金利上昇を予測する結果となった。現状よりも低下すると予測した人の割合は4ヶ月前と変わっていないため、検討もつかないと言っていた方と、ほとんど変わらないと言っていた方が、金利が上昇すると予測する側に移った形である。
住宅ローンの利用者として注目すべきは、変動金利を選択した人も51.2%が金利が上昇すると予測していることだろう。「じゃあ、なぜ変動金利に?」という疑問が湧いてくるが、それは変動金利の極端な低金利化が、固定金利を選択するよりも良いと判断した方が多いということだろう。
また、金利が上昇するといっても、どのくらい上昇するかまでイメージが付く人がほとんどいないため、金利上昇局面で変動金利がどのくらい上昇して、返済総額がどのくらい上がるかが想定できないのである。そのため、シミュレーションでの比較もしにくく、結果目先の返済総額が低い変動金利を選んでいるのではないだろうか。
金利上昇幅が想像できない場合でも、現状から+3%ぐらいまでのシミュレーションは行っておくべきである。