住宅ローン金利タイプ推移2013年4月
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- カテゴリ: 住宅ローンアンケート調査結果
- 作者: 住宅ローン比較
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住宅ローン金利タイプ推移2013年4月
住宅金融支援機構は、2013年3月と4月の民間金融機関の住宅ローン利用の金利タイプ構成比の調査結果を発表した。住宅ローンの繁忙期である3月、4月のデータはアベノミクスによって利用者のマインドがどう動いたのかがわかる。
住宅ローン利用の金利タイプ構成比
出典:住宅金融支援機構 平成25年3月/4月 民間住宅ローン利用者の実態調査
- 2013年4月は、変動金利が45.7%まで低下
- 10年当初固定金利タイプが15%と前月対比2倍まで重賞
- 全期間固定金利は大きな変動はない23.9%
昨年が55%前後で推移していた変動金利タイプを選ぶ人の割合が約10%減って2013年4月は45.7%になった。これはアベノミクスによる変動金利の金利上昇のリスクについて多くのメディアで取り上げられたことが影響していると思われる。しかし、だからといって全期間固定金利タイプの割合は伸びていない。昨年が22%前後で推移していたものが24%前後まで微増しているだけの状況である。結果として増加しているのが当初10年固定金利。過去1年間で一番高い15%を記録している。
変動金利の上昇リスクを感じながらも、総返済額をシミュレーションし金利タイプ別に比較した時に、間をとって返済額の低い当初10年固定を選んだ人が多かったと想定される。
4月は国債金利が最低水準を記録した月であり、この結果も納得がいくものである。しかし5月、6月と長期固定金利が引き上がっている。5月、6月は、変動金利の割合が再び伸びると考えられるが、実際はどうなるのか?次回の調査を待ちたい。